難解な司法試験をクリアして、弁護士になる人は全員確かに優秀であり、能力がある人だとも言えます。その中でも更に優秀な人に、依頼人は弁護を頼みたいものですよね。一般的には、判断能力に優れていることが腕利き弁護士といわれます。法律のセンスと同じように、その受けた仕事をどのように進めていくのか、どのように争っていくのかの方向性を見極めて、判決の行きつく先を見極め、そこに行きつくまでの道筋を立てることのできる人が、本当に優秀な、腕利き弁護士といえるでしょう。
そのためには豊富な経験も必要ですし、依頼人と触れ合う豊かな人間性も少なからず必要だといえます。労力を惜しまずに勉強や調査すること、資料の整理能力、フットワークが軽く仕事への積極性も求められます。依頼者に依頼してもらう以上、依頼者にどのような道筋で解決に導くかを伝えることも大事です。この道筋は決まった道筋であるわけではないので、どの証拠品を提示するのか、誰を証人として呼ぶのか、どのように証言をさせるのかも弁護士によって様々に違います。
ただ依頼人に安心感だけを与えて、知らなかった証拠品について説明ができなかったと言い訳する弁護士は、腕がいいとは言えません。法廷で、依頼者にとってどれだけ有利に話を進めることができるかが、弁護士の腕の見せ所なのです。できれば、誰もが腕利き弁護士に担当してもらいたいものですよね。こんな弁護士がどんどん増えることを、切に願います。